バイオトイレコラムcolumn

2022.6.27

目的や環境に合った、最適な「バイオトイレ」の選び方

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高浜町音海_2015

 

私たちが日常的に利用する「水洗トイレ」が設置できない場合、ネットで検索していろんな情報を集める方もいると思います。しかし情報だけを集めても「種類やトイレの処理方式も色々あって、一体どれが一番最適なんだろう?」と選択に迷う方も多いのではないでしょうか?

 

弊社が製造する「バイオミカレット®」は、木質チップを媒体とする微生物の力でし尿を分解し、水を必要としないトイレシステムです。一般的にはいわゆる「バイオトイレ」と呼ばれております。

 

しかしながら、この「バイオトイレ」と呼ばれるトイレシステムには実はいくつも種類があります。そこで今回は、このバイオトイレを選ぶ際の重要なポイントについてご紹介します。

 

 

バイオトイレを選ぶ際に、必ずおさえておくべき5つのポイント

 

バイオトイレを選ぶ際、以下が弊社の考える重要なポイントです。

 

  1. そもそもバイオトイレの種類にはどんなものがあるか?
  2. トイレ設置場所のインフラ条件はどうなっているか?
  3. トイレの利用回数はどのくらいか?
  4. メンテナンスの内容と費用を把握しているか?
  5. 購入したいのか、レンタルしたいのか?

 

 

①まず、バイオトイレにはどんな種類があるのかを、知っておきましょう

 

日本では一般的にバイオトイレと言うと、次のように理解されています。

 

『日本では「バイオトイレ」のほかに「コンポストトイレ」「コンポスティングトイレ」とも呼ばれる。好気性微生物の活動によって排泄物を分解する。水をまったく使わないか、使う場合であっても水洗トイレなどに比べて少量で済む。』 

引用元:Wikipedia

 

弊社が製造しているバイオミカレット®は木質チップを媒体とし、そこに生息する微生物が人間のし尿を分解処理するので、冒頭でも述べた通りいわゆる「バイオトイレ」と呼ばれております。

 

ただ、微生物の力を利用して人間のし尿を分解処理するトイレのことは全てバイオトイレと言えますので、コンポストトイレだけがバイオトイレというわけではありません

 

バイオトイレにはコンポストトイレ以外にも様々な種類があり、比較的知られているバイオトイレとしては次のような処理方式があります。

 

1.水循環式(二次処理水※ 循環処理技術)

 

 

数百Lを超える量の水と微生物活性剤を使用し、汚水を浄化処理して処理槽内で無臭の洗浄水に浄化し、洗浄水として循環再利用する処理方式です。

 

「ばっき処理」を行い、好気性分解を促す「活性循環室」、汚水の固液分離を行う「分離室」などいくつかの処理室が処理槽内にあります。弊社で取り扱っている「ウォータス」もこのタイプになります。

 

比較的コンパクトな処理方式ですが、水と微生物活性剤が必要で、かつ定期的な汲み取りが必要となります。

 

※「二次処理水」とは、固形物を除いた(1次処理)汚水をさらに微生物の力を利用して浄化した水のことです。

 

以下、参考までに水循環式バイオトイレメーカーを数社ご紹介致します。

 

㈱大橋今右衛門
http://www.imaemon.net/


㈱オリエント・エコロジー
https://www.orieco.co.jp/

 

日三成機工
http://www1.bbweb-arena.com/vein/

 

2.土壌式、活性炭吸着式、オゾン酸化式(高度処理水 循環処理技術)

 

1.の水循環式の処理装置に加え、高度処理(土壌、活性炭、オゾン)を加えて循環水の水質をより良好にする処理方式です。

 

オゾン酸化式_処理フロー図

※オゾン酸化式処理フロー図

 

メインの処理装置に加え高度処理装置も必要になるので、設置する場合はトイレ建屋とは別に、広い敷地が必須となります。

 

土壌処理_納品実績写真

 

また、上述した水循環式と同様に初期水と定期的な汲み取りが必要なことに加え、高度処理装置のうち土壌や活性炭は、定期的な交換が必要で、オゾン装置は余剰オゾンの処置などのメンテナンスに費用がかかります。

 

以下、参考までに土壌式・活性炭吸着式・オゾン酸化式のバイオトイレメーカーを数社ご紹介致します。

 

【土壌式】

大成工業㈱
http://www.taisei-kg.co.jp/tss/

 

㈱リンフォース
http://www.reinforce.co.jp/

 

【活性炭吸着式】

永和国土環境㈱
https://www.ecoeiwa.co.jp/product/

 

【オゾン酸化式】

オリエント・エコロジー㈱
https://www.orieco.co.jp/products/seles/seseragi_ozoneplus

 

3.コンポスト式(水不要・非循環処理技術)

 

 

弊社が製造するバイオミカレット®がこの処理方式です。すでにご説明したとおり、コンポストトイレとも言われます。

 

この処理方式は1日の処理回数が決まっているので、短期間に大人数が訪れるような場所のトイレとしては不向きです。

 

1〜2年に1回、木質チップの交換が必要にはなりますが水を必要とせず、汲み取りも必要ないので上記の2方式と比較するとメンテナンスは容易で、様々な場所に設置が可能です。

 

以下、参考までにコンポスト式のバイオトイレメーカーを数社ご紹介致します。

 

正和電工㈱
https://seiwa-denko.co.jp/

 

大央電設工業㈱
https://daiobio.co.jp/

 

㈱ミカサ
https://mikalet.jp/about-bio/

 

以上、代表的な3つの処理方式をご紹介しました。

 

このように、「バイオトイレ」にもいろいろな処理方式があることを、まずは抑えておくとよいでしょう。

 

②トイレ設置検討場所のインフラ条件はどうなっているか?

 

次に大切なのが、「どのような環境下で設置しなければならないか?」というインフラ条件を確認しておくことです。

 

例えば、富士山のような自然観光地に設置するとして

 

  • ・電源は確保できるのか
  • ・設置場所まで汲み取り車、またはトラックのような車両が行けるのか
  • ・水は確保できるのか

 

といった基本的なインフラ情報は把握する必要があります。この条件次第で、そもそもどのバイオトイレを設置できるかどうかが決まってきます。

 

また、維持管理コストにも大きく関わる点なので、事前にインフラ条件の把握をすることはバイオトイレ設置において、最も重要な要素と言えるでしょう。

 

③トイレ利用頻度の把握

 

バイオトイレ_利用頻度_並ぶ人

 

バイオトイレ選びで忘れずにチェックしておくべきなのが「トイレの使用頻度の把握」です。

 

設置予定のバイオトイレが1年間を通して「平日平均どのくらい利用されるのか?」「一番多い時で1日何名くらいが利用するのか」といった1日の使用回数の把握がトイレの機種を選定する上で重要な情報となります。

 

この情報と②で述べたインフラ条件の把握が正確であればあるほど、今回ご紹介した3つの処理方式のうちどのバイオトイレを選定し、さらにその中からどの機種を選定すべきかが自ずと決まってきます。

 

弊社でも過去に経験がありますが、当初考えていた1日の想定利用回数の読みが甘く、設置後に想定を超える利用が多発して、思いもよらないメンテナンスコストが発生し、お客様にご迷惑をおかけしたことががあります。

 

バイオトイレの維持管理コストに関わるところでもあるので、この情報はしっかり把握することが大切です。

 

④メンテナンスの内容と費用を把握しているか?

 

バイオトイレ_杉チップ

 

バイオトイレを導入した後は定期的なメンテナンスが必要なのですが、どのようなメンテナンスが必要か、またそのメンテナンスはどのくらいの頻度で発生し、費用はどのくらいかかるのかを明確に把握しておくことが大切です。

 

弊社バイオトイレ「バイオミカレット®」の場合、処理装置内で使用する木質チップを1〜2年に1回交換する必要があります。

 

その他処理方式のバイオトイレの場合、汲み取りが必要だったり、微生物剤や土壌など消耗品の交換が発生します。よってその消耗品自体の費用と、どのくらいの頻度で消耗品の交換が発生するかを把握しておくと良いでしょう。

 

さらに、インフラ条件によってこれら消耗品の交換作業にかなりの費用を要する場合があります。トイレ設置場所に歩いてしか行けない場合、想像以上に時間がかかり、つまるところ費用が多く発生します。

 

バイオトイレの種類によってメンテナンスの内容は異なります。まずはメンテナンス内容の把握とそれがどのくらいの頻度で発生し、実施にはどのくらいの費用がかかるかを設置前にしっかり把握しておくことが継続利用していくうえで大変重要です。

 

メンテナンス内容や発生する費用によっては、トイレ設置自体を断念するという選択もあろうかと思います。

 

⑤購入か、レンタルか?

 

バイオトイレを購入するのか、それともレンタルで利用するのか?という点は、予算や利用目的によるかと思います。

 

バイオトイレを利用したい期間がある一定期間(例えば夏の7〜9月の間だけ)であれば、レンタルという選択が良いでしょう。

 

ただし、3つの処理方式のバイオトイレを紹介しましたが、これら処理方式のうちレンタルをしているバイオトイレはそんなに多くありません。

 

以下、2022年6月時点で弊社が把握しているバイオトイレのレンタルをしているバイオトイレメーカーと機種名です。

 

【水循環式】

㈱大橋今右衛門「ウォータス」
http://www.imaemon.net/watus.html

 

㈱オリエント・エコロジー「せせらぎスプライト」
https://www.orieco.co.jp/products/confortable_rental_toilet/seseragi_sprite

 

【コンポスト式】

㈱ビー・エス・ケイ「BIO」
https://www.bsk-net.co.jp/products/bio/index.html

 

㈱ミカサ「バイオミカレット®」
https://mikalet.jp/service/biomikalet/

 

 

選び方のポイントをおさえれば最適なバイオトイレが見つかります

 

今回はバイオトイレを選ぶ際に、必ず押さえておいていただきたいポイント5つについてお話しさせていただきました。

 

弊社も含め全国各地にバイオトイレを扱う会社があり、選ぶ側としては何を基準にして選んだらよいのか迷われる方もいらっしゃると思います。

 

ぜひ今回ご紹介したポイントを踏まえて、自然環境に優しく使う人のことを考えたバイオトイレを導入していただけたらと思います。

 

また弊社は自己処理型トイレ研究会というNPO法人「自己処理型トイレ研究会」に所属しております。このNPO法人には様々なバイオトイレメーカーが所属しており、普段から技術・情報交換をしております。

 

よって弊社は弊社商品のバイオミカレット®をとにかくどこにでも売るという姿勢ではなく、トイレ設置条件に適したバイオトイレまたはバイオトイレメーカーのご提案・ご紹介が可能です。

 

バイオトイレの設置をご検討の際には、是非お気軽に御相談ください。

 

 

快適トイレ_バイオトイレ

 

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