バイオトイレ バイオミカレット®
バイオトイレの利用方法・設備について
- Q1.洋式便器と男子用小便器が一体のものはありますか?
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ございます。弊社バイオミカレット機種で申しますと、BM40-Ⅱ型とBM60-Ⅱ型が該当します。
- Q2.梅雨の時期などでも太陽光パネルの使用は可能でしょうか?
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可能です。
ただし、日照時間が少ないと発電量は落ちてしまいますので、バイオトイレを太陽光発電で運用する場合、設計段階で「どのくらいの日数、曇や雨が続いても稼働できるか」を考慮して、太陽光パネルやバッテリーの数量を決定していきます。
- Q3.トイレットペーパーも糞尿と同様に分解されるのでしょうか?
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バイオトイレ処理槽内の水分量次第では、分解されず残る場合もありますが、正常な環境下ではトイレットペーパーは自然に分解されます。
- Q4.トイレ掃除の際に水は使用できるのでしょうか?
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使用できますが、少量(霧吹き程度)の使用をお願いしております。
通常のトイレ掃除のように多くの水を利用すると、バイオトイレ処理槽内が水分過多状態になり、し尿分解できなくなってしまいますので、ご注意ください。
設置時に正しい掃除の仕方をご説明いたします。
- Q5.バイオトイレ内の便器から、汚物が見えるのではないか気になります。
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バイオトイレに限らずですが、便器のフタが開いている状態ですと確かに排泄後すぐは汚物は見えてしまいます。しかしトイレ処理槽内を「撹拌」することにより見えなくなります。水洗トイレの「水を流す」のと同じイメージです。
- Q6.バイオトイレはどの製品も暖房便座付きでしょうか。
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はい、太陽光発電モデル以外は全て暖房便座付きとなります。
- Q7.バイオトイレを設置する現場に電源がありません。電気がない場合にはどんな方法をとればよいですか?
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バイオトイレは、どの機種も電源が必須となります。電源(商用電力)がない場合は、発電機のご利用をお願いしています。
また、山中など僻地(へきち)で発電機の利用がむずかしい場合は、太陽光発電システムを活用するという方法もございます。設置する環境によっても方法が異なりますので、詳細はお問い合わせください。
- Q8.発電機を使用する場合、どのくらいの容量が必要ですか?
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バイオトイレを1台動かすのに、約1キロワット以上の電源が必須となります。
夜間は発電機の電源を切るかと思いますが、その場合はバイオトイレの処理能力が半減しますのでご注意ください。
- Q9.作業のない夜間や休日などでも、常時電源は必要でしょうか?
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常時電源が必要というわけではありません。昼間の7~8時間だけ電源確保できれば、バイオトイレの利用は可能です。
ただし、機種ごとに設定しているバイオトイレの最大利用回数は、「24時間/日 電源が確保でき、かつ日曜日がお休み(利用回数ゼロ)」という条件の下で算出されたものです。
発電機の利用により電源確保が昼間だけの場合は、最大利用回数は半減しますのでご注意ください。
設置場所について
- Q1.バイオトイレを設置する場合、道幅(設置幅)はどのくらい必要になりますか?
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バイオトイレの設置幅は最低でも1.5m必要です。
基本的にはバイオトイレを2tまたは4tトラックにて運搬し、設置場所に横付けして小型クレーン等を使って据え付けるという作業になります。
車が入れない場所の場合はヘリコプターの活用や、分解して人力作業による運搬をする場合もあります。
※バイオトイレ製品ラインナップより、図面をご確認ください。
- Q2.海上(例:ボートや釣り堀など)への設置は可能でしょうか。
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可能です。釣り堀の上に設置している事例もございます。近年SDGsなどが注目される中、海上環境に配慮した取り組みをお考えの方にも、バイオトイレは最適な製品です。ご質問などありましたら気軽にお問い合わせください。
- Q3.海外での利用は可能でしょうか?
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可能です。㈱ミカサでは、これまでペルー共和国とカメルーン共和国に、各16台を設置した実績があります。
ちなみに海外の場合、電子機器の電圧の問題上、運搬コストのにかかる費用などさまざまな課題も出てまいります。詳細はお問合せくださいませ。
- Q4.全国対応可能でしょうか。
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もちろん可能です。基本的には西日本エリアは㈱ミカサが直接担当し、東日本は弊社代理店の㈱メイクリーン(https://toilet-mc.jp/)が担当しております。
まずは㈱ミカサまでお問い合わせください。お問い合わせはお問合せフォーム、もしくはお電話にてお願いします。TEL:097-551-8826
- Q5.イベント会場での使用は可能でしょうか?
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可能です。
注意点として、例えば1日200名程度(1時間あたり50名程度)で、10台のバイオトイレを同一場所に並べて使用した場合、利用されるトイレに偏りが出る可能性があります。
トイレの利用に偏りが出ると、処理能力を超えるトイレが出てきますので、中~大規模イベントでのご利用の際は、利用するトイレに偏りがでないような管理がイベント運営者様側で必要となります。
仕様変更・オプションについて
- Q1.洋式便器を2個にすることはできますか?
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別途改造費が必要となりますが、BM60-Ⅱ型であれば可能です。
- Q2.太陽光発電システムを設置し電力を確保する場合、費用はどのくらいになりますか?
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バイオトイレに必要な太陽光発電設備一式にかかる費用は、台数や設置場所の条件にもよりますが、1台あたり約250万円~350万円程度になります。
- Q3.バイオトイレのカスタマイズ(仕様変更)は可能でしょうか
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設置状況に応じてカスタマイズ可能です。
これまでお客様から寄せられたご相談として- カーゴトレーラーにバイオトイレを搭載し、トイレトレーラーとして使用したい
- 防災倉庫を海上コンテナで作成した防災倉庫内に設置したい
- トイレの下部ユニット(処理装置)を地元産の木材を使用して作成・設置したい
- 既存の汲み取り式トイレをバイオトイレに改造したい
設置場所の状況や条件、環境によっては対応できかねる場合もございますので、カスタマイズを検討されている場合はまずお問い合わせください。
助成金・補助金について
- Q1.バイオトイレを導入するにあたり、助成金など制度があれば教えてください。
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助成金は各自治体によって内容や条件が異なりますので、弊社では全ては把握できておりません。恐れ入りますが、まずは最寄りの自治体にご相談をお願いします。
過去の事例として、大分県では「女性就農者確保対策事業」という就農支援事業があり、女性が働きやすい就労環境整備の一環としてバイオトイレの導入されたことがございます。
レンタルについて
- Q1.太陽光発電システムを搭載した機種のリースは可能でしょうか?
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リース(レンタル)も可能です。ただしレンタル用としては、BM25型の1台のみとなります。
- Q2.2泊3日など短期間でのバイオトイレのレンタルは可能でしょうか?
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バイオトイレのレンタルは最低1ヵ月間からとなっております。ですので2泊3日でもレンタル料金は1ヵ月分発生する旨ご了承ください。
その他
- Q1.バイオトイレの見学や利用体験は可能でしょうか?
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もちろん可能です。お客様のご住所や見学・体験可能なおおよそのエリアなどをお聞かせください。実際に利用することが可能な設置場所などの詳細をご案内いたします。
移動式全自動水洗トイレ ウォータス
- Q1.実際にどのようにして利用するのでしょうか?
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まず水張り(およそ650L)を行います。その後、電源をつなぎ循環がスタートしたら微生物活性剤を半袋分ほど、便器より投入していただければ準備完了です。
- Q2.微生物活性剤はどうやって手に入れるのでしょうか?
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汲取りをする時期になりましたら、弊社までご連絡ください。1袋3,000円で販売しております。尚、微生物活性剤は水張り後、便器より投入してください。
- Q3.汲取りは必要ですか?
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必要です。警告ランプが点灯したら、汲取りをお願いします。
- Q4.水は水道水でないとだめでしょうか?
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川、池、井戸等なんでも使用は可能ですが、バクテリアが死滅するような水(例:海水)は、ご利用いただけません。
- Q5.水流が弱くなってしまったのですが、どうすればよいですか?
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水分が蒸発し、水張した量が減っている可能性があります。後方のブロアカバーを外し、確認してください。
- Q6.電気は常に必要なのでしょうか?
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原則として常に必要となります。常時運転し、循環することで処理効率が高くなる為です。ただし、ウォータスの消費電力はわずか70W/h程度です。
- Q7.便器は和式のみでしょうか?
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基本は和式使用となっていますが、ご希望に応じて、オプション(要別途費用)で洋式便器を取り付けることができます。
- Q8.その他、使用上の注意事項があれば教えてください。
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水張りをした状態で動かすことはできません。移動させる場合は必ず汲み取りしてからお願いします。
燃焼式トイレ ミカレット
- Q1.灰の量はどのくらい発生しますか?
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灰の生成量は処理1回当たり0.2~0.3g程度で、1000回使用して、茶碗1杯ぐらいの量になります。
- Q2.処理中に「におい」はしませんか?
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汚物を焼却する場合には独特の悪臭が発生しますが「ミカレット」では、(株)ミカサが開発した2次燃焼炉触媒脱臭装置の作用により無臭化されます。
- Q3.処理中にトイレの使用はできますか?
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焼却炉と便器の間は二重構造の断熱バブルにより、熱的に遮断せれています。そのために、燃焼処理中でも使用は可能です。炉内容量は、50回分貯留できます。(1人分500mlとして)
- Q4.ランニングコストは、どのくらいですか?
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目安として、小便の場合で処理1回当りのランニングコストは燃焼が約6円、電気代が約1円で、合計7円程度です。また、大便の場合は処理1回当たりのランニングコストは燃料代が約9円、電気代が約1円で、合計10円程度です。
- Q5.必要なユーティリティーについて教えてください。
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ミカレットには電気、灯油、水が必要になります。
- Q6.PL対策について教えてください。
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ミカレットでは不測の事態に備えるため、賠償金額1億円のPL保険に加入しています。
- Q7.ミカレットの機種選定について教えてください。
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ミカレットには、大小兼用型(I型)、大専用小専用を並列した(II型)と山小屋ミカレットの3機種があります。大小兼用型は少人数の利用者用で、建設現場等におすすめです。また、大専用小専用並列型は女性用、男性用に分けて使用することができます。
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