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女性の建設業進出に必須! 高まる「快適トイレ」のニーズとは

今、日本の建設業界は深刻な人材不足という問題を抱えています。

2020年の東京オリンピックにむけて、建設ラッシュは今後も加速していくことが予想される中、大手から中小規模の建設業すべてにおいてビジネスの大きなチャンスがありながら、それに伴う人材が追いつかないとというのが課題と言われています。

バイオトイレ_レンタル②

また建設業というと圧倒的に「男性社会」ですが、今後男性だけに焦点を当てた人材確保には限界があり、これからは「女性のチカラ」を建設業界にも流入してく必要があるということで、国が女性の建設業界進出をバックアップする動きが出てきています。

その取り組みが、国土交通省が掲げた「快適トイレ」の導入。

「建設業界の女性進出を後押しするための手段にトイレ!?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は建設現場の「トイレ」こそまさに今、建設業界が着目し改善するべき部分なのです!

そこで今日はこの「快適トイレ」に対する今後のニーズについてお話します。

国土交通省が発表した「快適トイレ」とは?

2016年8月、国土交通省が発表した「快適トイレ」の取り組みによると、国土交通省が発注する全ての建設現場に関して、「快適トイレ」を設置することを基本とすることが発表されました。

建設現場「快適トイレ」の導入 今後の取り組み

① 建設現場の仮設トイレについて、平成28年10月1日以降に入札手続きを開始する 工事について、快適トイレ※(女性も活用しやすいトイレ)の設置を基本とし、職場環境 改善を促進します。また、その費用は、積算上考慮します。

② 既契約済工事については、受発注者で協議の上、現場のトイレを快適トイレに変更 する場合は、その費用について、10月1日から導入する工事と同様に発注者が負担 することとします。(平成28年10月1日以降協議して導入する場合)

③ レンタルが中心の建設現場の仮設トイレが快適トイレに変わることにより、災害時に 避難所等に持ち込まれる仮設トイレも変わるといった副次的効果も期待されます。

※国土交通省ホームページより http://www.mlit.go.jp/common/001140768.pdf

また、快適トイレの標準仕様を満たしたトイレを設置した場合、1台4万5000円/基・月を上限とした補助金を給付するという方針も掲げられています。

なぜ国はこのような取り組みを始めたのでしょう?

冒頭で述べたように、建設業界の深刻な人材不足という問題を解決するため、国土交通省は【建設現場を男女ともに働きやすい環境へと整備する】ことを掲げています。

環境を整えるにあたり、建設現場で日常的に作業員が利用する場所といえば「仮設トイレ」。

これまでの建設現場のトイレというと、基本的に男性のみが利用するための仕様にしかなっていないものがほとんどで、多くが汲み取り式の一般的な仮設トイレを利用していました。

決して「キレイ」「快適」とは言いがたい建設現場のトイレ環境は、ごく少数の女性作業員や技術者にとって不快で使いづらいという声が寄せられているだけでなく、これからの建設業界の人材確保、特に女性の建設業界への進出にはマイナス面となってしまいます。

まずは建設現場のトイレを美しく使いやすい環境にすることで、女性の建設業界への進出を後押ししようということなんですね。

災害時にも優しいトイレ環境として使えるように

その他にも「快適トイレ」が日本の建設現場に増えることで地震など、もしもの災害の時に利用される仮設トイレも女性やお年寄り、子どもが心地よく使えるものになるのでは?という効果も期待をしているようです。

快適トイレ標準仕様の必須項目は女性に嬉しい配慮が充実

快適トイレ_バイオトイレ事例1

「快適トイレ」の事例集http://www.mlit.go.jp/common/001146979.pdf

によると、快適トイレに求める標準仕様として以下のような必須項目を掲げています。

洋式便座を使用

従来の仮設トイレは和式を利用している建設現場が多いのですが、女性や子供、お年寄りでも使いやすい洋式便座を使用すること。

水洗機能があること(簡易水洗又はし尿処理装置を含む)

水洗式又は簡易水洗式トイレであること。加えてし尿処理装置付きのトイレも含まれます。

臭い逆流防止機能(フラッパー機能)

女性が特に気になり、不快と感じるトイレの嫌な臭いの対策として防臭に効果を発揮するフラッパー機能付きのトイレを使用すること。また必要に応じて、消臭剤などを使い臭い対策を行えるトイレであること。

二重ロックがあること

男性が多い職場だけに女性にとってトイレという個室空間のセキュリティも万全でいたいもの。二重ロックがあるトイレか、もし二重ロックがない場合でも容易に扉が開かない仕様にすること。

照明設備

夜間などでも利用しやすいようにと照明設備を取り入れること(電源がなくても良いもの) 。

フックまたは荷物置き場機能

衣類掛けなどのフックか荷物置き場機能があること。

その他にも「快適トイレとして活用するために備える付属品」として男女別が明確にわかる表示や目隠しの設置、鏡付きの洗面台を採用するなど、どの項目も女性が快適に気持よくトイレを使用できるための項目が掲げられている他、オプション(推奨品)としてフィッティングボードやトイレ用擬音装置なども項目に含まれています。

ミカサのトイレ製品は国土交通省が公表している「快適トイレ」事例集に掲載されています

弊社のトイレ製品は、国土交通省の「快適トイレ事例集」にも掲載されており、九州でも数少ない「快適トイレ」に対応した製品です。

快適トイレ_バイオトイレ事例2
快適トイレ_バイオトイレ事例4

弊社製品の「バイオミカレット®」と「ウォータス」が対象となるのですが、どちらの製品を選ぶかは、現場の環境や利用人数によって変わってきますので、ご相談いただければ最適なトイレをご提案いたします。

「ウォータス」のおすすめポイント

ウォータスバナー

作業員の多い現場に

1日に約1000回の使用が可能です。人数の多い建築現場にも対応できます。

水洗トイレのような使い心地

水洗トイレに近い仕組みで、通常のトイレのような感覚で利用でき、使用中の音を気にせず利用できます。

悪臭がない

微生物剤を入れ尿や便などの汚物を分解しながら循環させるため、嫌な臭いがありません。

>>「快適トイレ」【ウォータス】について詳しくはこちら

「バイオトイレ」のおすすめポイント

バイオトイレバナー

水がいらない

通常の汲み取り式トイレは排泄物を流すために水が必要ですが、バイオトイレは水のない環境でもトイレを設置することが可能です。

汲み取り作業や料金が不要

汲み取り式のトイレの場合は、「汲み取り作業」が必要になってきますが、微生物の力で排泄物を分解するバイオトイレは、面倒なくみ取り作業が必要ありませんので、少ない人数の建設現場でもメンテナンスが大変楽です。汲み取りにかかる料金も発生しません。

臭いがしない

仮設トイレの一番の問題である排泄物の臭い。バイオトイレの大きな魅力のひとつが、悪臭がなく、ほぼ無臭の状態が保てるというところ。常に清潔で快適なトイレ環境を保つことができます。

>>「快適トイレ」【バイオミカレット®】について詳しくはこちら

まとめ

国土交通省が導入を推進している「快適トイレ」は、建設業界にも女性が進出する上で欠かせない内容で今後ますますニーズは高まってくると思います。

何より女性が建設業への参入に拍車をかける要素にもなってくるとともに、建設業界自体のイメージアップにもつながってくるのではないでしょうか?

製品に対するお問い合わせなどは、随時受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。


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