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日本レスキュー協会佐賀県支部へバイオトイレを納品。バイオトイレ体験がつなげた新たな可能性。災害時の救助施設の重要なインフラのひとつに

バイオトイレ・お客様の声 short ver. 2:44

2023年6月、株式会社ミカサが訪れたのは、佐賀県杵島郡大町町に位置する「日本レスキュー協会佐賀支部」です。2023年2月にバイオミカレット®を2台設置させていただきました。

この施設がバイオトイレの設置に至った背景には、災害や動物への深い思いがありました。

バイオトイレのミカサ_お客様の声_日本レスキュー協会様_外観

日本レスキュー協会とは

日本レスキュー協会様は、「犬とともに社会に貢献する」という理念のもと、災害救助犬を活用した災害時の人命救助や救助犬の育成、セラピードッグの育成と派遣、動物福祉活動などを行う兵庫県のNPO法人です。

日本レスキュー協会_ホームページ

今回弊社のバイオトイレを設置させていただいた佐賀県支部は、九州地方で唯一の支部になります。

「日本レスキュー協会 佐賀県支部」設立のきっかけは熊本地震

今回ご依頼をいただいた、「日本レスキュー協会 佐賀県支部」の設立は、2016年に発生した熊本地震がきっかけでした。当時、九州地方には支部が存在せず、救助犬の運用に課題がありました。これを受けて、九州地方にも救助犬の拠点を設けることを目指し、2018年に佐賀県に支部が設立されました。

災害救助犬・セラピー犬の育成・派遣施設「MORE WAN(モアワン)」の設立

2022年2月には、日本レスキュー協会が運営する災害救助犬やセラピー犬の育成・派遣施設「MORE WAN(モアワン)」が開設されました。この施設の開設の背景には、2019年に佐賀県を襲った「九州北部豪雨災害」があります。

この災害では、災害救助犬の出動はなかったものの、多くの人々が避難を余儀なくされ、県内外からの災害支援団体が活動を行ったのですが、その時に支援をしたのが、大町町の避難所だったそうです。

犬と人が安心して避難でき、共存できる場をつくろう

「九州北部豪雨災害」時、大町町での支援活動を通じて、ペットを飼っている人々が災害時に適切に避難できないという問題が明らかになりました。ペットと一緒に避難したものの、ペットが避難所に入れないため、「ペットと一緒にいられないなら避難所には入らない」という選択をした飼い主の方がいたのです。

その際、一時的な避難の対策として、キャンピングカーやマイクロバスを貸すなどの措置を行いましたが、ペットを飼っている人々がどのように、そしてどこへ避難するのかという問題は、全国的にも課題となっています。

そこで日本レスキュー協会は、この問題に対する解決策として、行政との協力のもと、救助犬の育成などが行える施設を九州内に作ることを決意しました。そして、大町町に「MORE WAN」を設立しました。

災害時だけでなく、平常時にも利用可能な施設へ

1万3千坪の広大な敷地に建てられた施設は、災害時にペットと一緒に避難できる場所として利用できるだけでなく、救助犬やセラピー犬の育成の場としても機能しています。

また、平常時にも利用可能で、ドッグランやコミュニティスペースなどを一般の人々の憩いの場として利用できます。さらに、多目的スペースでは多目的スペースではイベントやセミナーも開催できるようになっています。現在、キャンプ場としての利用なども計画中で、可能性は広がり続けています。

ミカサのバイオトイレが選ばれた理由

今回「日本レスキュー協会佐賀支部」様は、なぜ弊社のバイオトイレを導入するに至ったのでしょうか。

ここからは、同協会の事務局長であり、佐賀県支部責任者の岡 武さんにバイオトイレ導入の理由や決め手などについてお話を伺いました。

バイオトイレの導入を考えたきっかけを教えてください

施設内は災害時にペットと一緒に避難できるようになっていますが、災害の規模によっては建物内だけでは対応できないケースも状況も想定されます。その場合、広い土地を有効活用して、テントを設営したりキャンピングカーを利用するなどして災害時の避難場所を作ることができるように計画してます。また平常時にはイベントを開催したりキャンプ場として利用することも計画しているのですが、そうなると課題の一つとして出てくるのが「トイレ」でした。

もちろん施設内にトイレはあって、結構大きな合併浄化槽も設置しているんですが、多くの人々が避難してきた場合を想定して、現在の浄化槽を拡大するには、かなりの予算が必要になります。

そこで工事現場などで見かける「仮設トイレ」が頭をよぎりました。しかし、この自然豊かな場所の環境を考えると、一般的な仮設トイレを設置するのは適切ではないなぁと悩んでいました。

実際にバイオトイレを体験し、その快適さを実感

ちょうどその頃、私が長野県の災害支援団体を視察に行ったところ、そこにバイオトイレが設置されていたんです。現地の職員の方から「ぜひ使ってみてください。普通の仮設トイレのような臭いはなく、非常に快適ですよ」と勧められ、半信半疑ながらも実際に利用させてもらったんです。

すると、本当に仮設トイレ特有の不快な臭いが全くなくて、驚きました。その時から「じゃあ何かで仮設トイレを置くのならバイオトイレがいい」と思っていたんですよ。

バイオトイレなら、浄化槽設備を大きくせずとも、災害時にも対応でき、さらに周辺環境にも配慮した快適なトイレを導入できるのではないかと考えました。

※日本全国で沢山のバイオトイレが活躍しています。是非お近くのバイオトイレを体験してみてください。

[バイオトイレの販売実績]

数ある業者の中から、私たちのバイオトイレを選んだ決め手は何でしたか?

九州でバイオトイレを販売している会社を検索したところ、ミカサさんのホームページが表示されたのが最初の出合いでした。最初は他の業者さんも含め、いくつかの会社から相見積もりを取りましたが、各社ともおおよそ同じくらいの金額でしたね。

そんななか、ミカサさんにお願いしようと思った決め手は、他のどの会社よりも親身になって私たちの施設の課題や現状を聞き、バイオトイレの提案をしてくれた点でした。

また、ミカサさんのホームページから問い合わせをしたところ、すぐに三笠社長から返信をいただき、その後のやり取りも非常にスムーズでした。メンテナンスのこともそんなに難しくないとおっしゃってたし、その辺をちゃんと説明してもらえたというところが大きかったかもしれないです。

スペックも比較検討の1つに

比較検討をしている中で、バイオトイレの使用回数についても各社と比較しました。ミカサさんは、トイレの構造や、使用可能な回数、メンテナンス方法なども非常に分かりやすく説明してくださったという点が、依頼を決めた理由の一つでした。

自然の景観にマッチしたトイレの見た目

自然が豊かな場所なので、建設現場などでよく見かける仮設トイレを置くのはなにか違うなぁと思っていましたが、ミカサさんのバイオトイレは、この景観に溶け込むような木製の外観が魅力的だと感じましたね。

バイオトイレの専門企業である安心感

問い合わせた企業の中には、バイオトイレの販売やレンタルが主軸ではない会社もありましたが、ミカサさんはバイオトイレ専門の企業であるという点が安心感を与えてくれました。製造から納品、アフターケアまで全て自社で行っていると聞き、何かトラブルがあったときも頼りになるだろうと思いました。

今後、どのようにバイオトイレを活用していきたいと思いますか?

バイオトイレはまだ設置されたばかりなので、使用頻度や利用者の反応などについてはこれから見ていきたいと思いますが、災害時に役立つのはもちろん、平常時にはキャンプ場などとしても利用していただきたいと考えているので、多くの人々にバイオトイレを使ってもらえるようにしたいと思います。

個人的には、皆さんにトイレをずっと快適に使ってほしいという意味では、トイレ内では土足禁止にするなど、ルール作りなんかも考えています。キャンプ場でもやっぱりきれいに使いたいじゃないですか。

バイオトイレの導入を検討している方へのアドバイスをお願いします。

バイオトイレの導入は、初期費用だけを見ると高く見えますけど、長期的な視点で見て、ランニングコストや抜群の快適性、耐久性などをしっかりと比較検討すれば、決して高すぎる買い物じゃないと思いますね。

※定期メンテナンスは必要ですが、20年近く稼働しているバイオトイレもあります

バイオトイレは、災害時の避難生活を支える重要なインフラとなります

災害時は人とペットが共に避難ができる場として、通常時にはドッグランやキャンプ場など、ペットとの豊かな生活を支える場所として、「日本レスキュー協会 佐賀支部」様の取り組みは、どのような状況でもペットと共存する社会作りに重要な役割を果たしているということを知ることができました。

このような環境を支えるインフラとして、弊社のバイオトイレが選ばれ、活用されたことは大変喜ばしいことであり、バイオトイレの可能性がさらに広がったと感じています。

バイオトイレの専門企業として、私たちはこれからも豊かで快適な社会環境作りに貢献し、より多くの人々にバイオトイレの良さを知っていただけることを願っています。

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