【SDGs】臼杵市鎮南山登山口で、大分大学松下幸之助教授による、バイオトイレを通じた環境学習を行いました。
株式会社ミカサは、環境に優しいバイオトイレの製造、販売、レンタル事業を中心に展開しています。
バイオトイレは、水がない環境でも利用可能で、微生物による分解を行うため、悪臭が出ず、汲み取り作業が不要な点が特徴です。また、使用後の杉チップは良質な堆肥として活用できます。
2024年2月20日。この度、臼杵市教育委員会主催で、大分大学の松下幸之助教授が臼杵市鎮南山登山口に設置された弊社(株式会社ミカサ)のバイオトイレについて、福良ヶ丘小学校の5年生に特別授業が行われました。
今回、臼杵市鎮南山登山口に設置されたバイオトイレの特別授業は、大分大学の松下幸之助教授の協力のもと、福良ヶ丘小学校の5年生を対象に、SDGsの重要性とバイオトイレの役割を理解することを目的として、臼杵市教育委員会主催で実施されました。
松下幸之助教授は、大分大学の研究マネジメント機構で知的財産管理部門の部門長と教授を務められ、専門は知的財産法で、特に特許法や著作権法に関する深い知識と経験をお持ちです。
今回の特別授業では、まずSDGsの17の目標の中でも「3. すべての人に健康と福祉を」「6. 安全な水とトイレを世界中に」「16. 陸の豊かさも守ろう」という3つの目標に焦点を当て、臼杵エリア(鎮南山)での活動がこれらの目標達成にどのように貢献するかが紹介されました。
※バイオトイレ単体では、4つの目標に該当します。
授業は、SDGsの概要説明に始まり、子どもたちが理解しやすいように「トイレを設置するためには何が必要か?」などのクイズや、「実は大分県が全国で1回あたりのトイレットペーパー使用量が最も低い!」など、興味深い豆知識を交えながら進められました。子どもたちの関心を引きつけながら、水資源の大切さや、世界のトイレ事情についてなどの理解を深めることができました。
また、授業では臼杵市鎮南山登山口へのバイオトイレ設置の背景や、導入後の利用者からのアンケート結果についても報告されました。
2023年12月導入後、毎日、0回~21回(平均6回/日)使用されています。皆さんに正しく使っていただいています。花見シーズンには2倍以上に、夏休みは3倍以上に増えると予想しています。※節水期待値は67~202L/日
1年間を通じて使用されている方へアンケート調査することにしました。
現段階では、以下のような声を確認しています。
「ありがたい。」
「とてもきれいでよかった。」
「登山口へのトイレの設置は助かる。」
「登山に来やすくなった。」
「臼杵城址や石仏公園にも設置してほしい。」
弊社(株式会社ミカサ)代表 三笠大志からは、バイオトイレの具体的な説明と使用方法のデモンストレーションが行われ、子どもたちは実際に撹拌ボタンを押す体験も行いました。
参加した子どもたちからは、「臭いがしない」「自然の臭いがする」といった声が寄せられ、バイオトイレの環境に優しい設計と機能性を実感できる機会となりました。
授業の最後には、鎮南山の環境を維持するための取り組みや、竹粉を活用したラスク「美竹パン・美竹ラスク」の開発についても紹介されました。
今回の授業では、バイオトイレに限らず、地域の自然資源を活用し、環境に優しい生活を送るためのアイデアが共有され、子どもたちには持続可能な未来に貢献する方法について考えるきっかけとなりました。
この特別授業は、単にバイオトイレの仕組みを学ぶだけではなく、SDGsの目標に基づいた持続可能な社会づくりへの理解と関心を深める貴重な機会となりました。
株式会社ミカサは、このような教育活動を通じて、地域社会への貢献はもちろんのこと、環境問題への意識を高めることにも積極的に取り組んでいます。今後も、子どもたちを含む地域の人々が環境と共生するための取り組みを支援し、より良い未来への一歩を踏み出していくことを願っています。