トイレ環境整備を国土交通省が推奨、建設業への女性進出をサポート!
国が職場のトイレ環境改善にむけて基準を発信
以前も「快適トイレ標準化」についてご紹介ましたが、国土交通省は2016年10月以降に入札手続きを行う直轄の土木工事の現場に関して、「快適トイレ標準化」と題した基準を設けました。
建設現場に設置する「快適トイレ」の標準仕様決定 (国土交通省)
これは土木・建設業界において女性が働きやすい環境を整備していくという目的で、快適性を向上させたトイレの事例集を作成。標準化に対する一定の条件を満たした現場に対して費用を負担することを提言しています。
建設現場のトイレが大きく変わろうとしている!
これまで建設現場のトイレというと「汲み取り式のみ」「臭いが気になる」など、決して快適とは言い難いイメージがありました。
しかし昨今、建設業界にも徐々に女性が進出する流れがあるなかで「快適トイレ標準化」という指針が示されたのは、作業員が毎日利用する「トイレ」を整備することで、【女性が働きやすい環境をサポートする】というのが最大の目的のようです。
「快適トイレの標準仕様」の具体的な内容としては、
- 男女別のトイレの明確な表示
- 鏡付き洗面台の設置
- 除菌シートの装備などが設けられています。
男性作業員が中心となる職場であっても、女性が快適に利用できる「トイレ環境づくり」が重要視されるというわけです。
これにより今後は、建設現場のトイレが清潔で快適なものへと変わっていくことが考えられます。快適なトイレ空間のある現場=円滑な作業ができ、なおかつ女性にも配慮した良い企業、そんな認知へと繋がっていくのではないでしょうか?
大分でも珍しい建設現場における現場技術者の声
弊社のお客様である(株)佐々木建設(http://www.sasaki-construction.com/)さんの現場には現在、全自動水洗トイレ「ウォータス」を設置していだいています。
その現場で働く、大分県内では珍しい女性の現場技術者の福島裕美さんとお話する機会がありました。
福島さんはもともと建設業とは全く畑の違う職種についていたそうなのですが、幼い頃にお父様が建設業を営んでいた影響もあり、現在は女性の現場技術者として活躍しています。
しかし、まだまだ建設業界では新人さんということで、実際に現場での作業をこなしながらも日々建設業について勉強中とのこと。そんな福島さんにウォータスの使い心地について尋ねると
「現場で、ウォータスを初めて利用した時は、なんていうかとても新鮮な感覚でした! 現場に設置されているトイレと言えば汲み取り式が当たり前だと思っていたので、水洗式で臭いもないトイレはすごく快適です。また女性は用を足すときの音が気になることもありますが、ウォータスは常に水が流れているので音が気にならない点もとても快適ですね」とおっしゃっていました。
トイレを通じて女性が活躍できる環境改革を提案
これまで「用を足せればそれでよい」とされてきた、建設現場の仮設トイレ。
「トイレを整備して何か変化があるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、現場のトイレを整備することは女性の建設業への参入を後押しするだけでなく、離職率が高まり若者の就業率が減りつつある建設業界にとって、次なる担い手を確保する意味でも、とても重要なポイントの一つになってくるのではないでしょうか?
(株)ミカサは「トイレ」を通して、建設現場や企業の環境改革のお手伝いをしていきたいと考えています。
なお弊社のレンタルトイレ製品は、水洗式「ウォータス」だけでなく、バイオ分解式の「バイオミカレット®」など自然環境に配慮した独自の製品を展開していますので気軽にお問合せください。