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大分市登山道、山頂を整備 バイオトイレや案内板も

大分合同新聞/2014年5月1日掲載

バイオトイレ_高崎山合同新聞_R


 大分市の高崎山(628メートル)で、市が実施していた登山道や案内看板などの周辺整備事業が完了した。登山や森林浴を通じて健康づくりや誘客を図る「森林セラピー魅力創出事業」の一環。野生サルの生息地として全国的に有名だが、市は「気軽に登山や森林浴も楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。


 主な整備内容は▽南登山口にバイオトイレやベンチを設置▽山頂までのルートや消費カロリーがわかる案内板の設置▽林道高崎線のコンクリート舗装(銭瓶峠~清心寺間の1.7キロ)など。総事業費は1330万円。


 林道は登山口までのアクセス路だったが、これまで未舗装のまま。今回、コンクリートで舗装して車で行きやすくした。山頂では東側2カ所と北西側1カ所を伐採、枝打ちすることで、別府湾や鶴見・由布の山々を望めるようになる。伐採するのはミズキやクヌギ、アセビなどで、周辺の環境や生息するサルに影響が出ない程度にとどめる。


 18日には「高崎山森林セラピーロード山開き」を初めて開く。産業振興課は「新たなビュースポットからの眺望は素晴らしいものになる」と期待する。高崎山は1934年に瀬戸内海国立公園に指定された「特別保護地区」。自然公園法で自治体は自由に整備することができない。

市の要望を受けて環境省は2013年、公園の利用促進に関わる計画を一部改定。許可を得れば園地事業や歩道事業に着手できるようになり、今回の伐採につながった。

釘宮磐市長は定例会見で「観光施設としての魅力と、山自体の魅力を持った大分のシンボルとして高崎山を発信していきたい」と話した。


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