バイオトイレコラムcolumn

2016.12.29

そもそもバイオトイレとはどんなものなのか?

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現代人の日々の生活に当たり前に存在するトイレ。あるトイレに関する専門書によると個人差はありますが、人は1日平均1回の排便、5~6回の排尿があり、例えば人生80年と考えると約330日トイレにいることになるそうです。そのくらいトイレは人が生きていくうえで必要不可欠な存在です。

 

そのトイレを利用または設置する際に必要なものと言えば、水ですよね?しかしそんな常識を覆したのが「バイオトイレ」です。

 

バイオトイレ_外観①

 

「バイオトイレ」は水を使わず、人の排泄物を 微生物(バイオ)の力で分解・処理 する、水洗トイレの概念とは全く異なるトイレのことです。


今日は、弊社の主力商品であり、幅広い業界で注目を浴びている「バイオトイレ」とは、一体どんなものなのかを、構造や取り入れるメリットなどを交えながらお話しします。

 

トイレなのに水がいらない!?バイオトイレの仕組みとは?


バイオトイレは先ほどお話ししたように、微生物が排泄物を分解してくれます。

 

その微生物はおがくずを使っているところが多いのですが、弊社で使用しているのは「杉チップ」です。杉チップには排泄物が吸着し蒸発させる働きがあります。

 

バイオトイレ_杉チップ

 

バイオトイレの大まかな仕組み

 

大まかなバイオトイレの仕組みとしては

 

  1. 尿または便をすると便座下にある処理槽内の杉チップが排泄物に吸着し、水分蒸発を促します。

  2. 使用後トイレ内に設置されているボタンを押すと、ヒーターで温度管理された処理層内が攪拌作業をし、微生物の力によって排泄物が水と二酸化炭素に分解される。という仕組みなっています。

 

分解された排泄物の中には様々な有機物が含まれいるため、全ての成分が水と二酸化炭素になるわけではありません。窒素やリン、カリウムなどは分解されず、杉チップに残っており、時間が経つとたい肥となります。このよう微生物の力を使って、水を一切使わずにトイレを利用することができるのです。


ちなみに、バイオトイレを利用するときに気を付けてもらいたいポイントのひとつとして、使用する紙は「トイレットペーパー」を使うということをお願いしています。よくポケットティッシュを使う方がいらっしゃるのですが、これは水に溶けにくいため分解されずにそのまま処理槽内に残ってしまう場合があるからです。

 

「コンポストトイレ」と「バイオトイレ」の違いとは?

 

時々お客様から「コンポストトイレ」と「バイオトイレ」は同じなのですか?と尋ねられます。

 

結論から言うと同じです


ただ、もう少し厳密に説明しますと、バイオ(微生物)トイレにはいくつかの処理方式があり、コンポスト(堆肥)トイレはそれら処理方式の中の1つということになります。

 

今やバイオトイレ=コンポストトイレと言っても過言ではありません。ただ、正確な定義はありませんが、バイオトイレは微生物処理を活用した自己処理型トイレ全般を指すことになります。

 

バイオトイレを選択・利用することのメリットとは?


では、バイオトイレを利用するとどんなメリットがあるのでしょうか?

 

1.水がない環境でも利用できる


容易に水が確保出来ない場所、例えば富士山などの山岳地域でもトイレを設置することができます。

 

2.汲み取り作業がいらない


排泄物が微生物によって分解される仕組みのバイオトイレなら、通常の汲み取り式の簡易トイレで行わなければならない、面倒な汲み取り作業が必要ありません。

 

3.悪臭が出ない


微生物による分解を行っているため、トイレ特有の嫌な臭いがほとんどありません。無臭に近い状態を保つことができ、衛生的です。

 

4.必要なのは電源(電力)のみ。設置も簡単。


燃料等はいらず、必要なのは電源のみなうえ、基本的には据え置き設置型なので、大がかりな工事などは必要なし。

 

5.NETIS、環境技術実証事業に登録されています

 

バイオトイレは国土交通省運営の新技術情報提供システムNETISと、環境省の環境技術実証事業にも登録済み。確かな技術が認められています。

 

水環境がなく人が集う場所こそバイオトイレは役立つ


バイオトイレは水がない場所にもトイレを設置できるというのがメリットですが、これまで弊社が納品してきた場所も含め具体的にどのような場所が適しているかというと


・登山道入口、国立公園、セラピーロード
・仮設の建設現場、僻地にある工事現場
・ゴルフ場、自治体が管理する公園

 

バイオトイレは水道のない山中の、いわゆる「垂れ流し」のトイレしか置けないような場所に、アウトドアや行楽で人々が出向くことが多くなってから需要が高まりました。

自然環境を守り、汚染問題を解決するという目的でバイオトイレは様々な場所で活躍し始めています。

 

2016年10月、国土交通省は男女ともに快適に使用できる仮設トイレを「快適トイレ」と名付け、標準化しました。

これに伴って作成された「快適トイレ事例集」に、弊社のバイオトイレ「バイオミカレット」も掲載されています。

 

※国土交通省「快適トイレ」の事例集 http://www.mlit.go.jp/common/001146979.pdf


「バイオトイレ」は自然環境に対する配慮だけでなく、建設現場などの職場や社会環境の改善を検討されている方にも最適な商品です。

 

先に述べたような環境下で仮設トイレをご検討中の方は、ぜひ「バイオトイレ」導入を検討されてみてはいかがですか?

 

 

text= 株式会社ミカサ
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